風枝を鳴らさず(読み)カゼエダヲナラサズ

デジタル大辞泉 「風枝を鳴らさず」の意味・読み・例文・類語

かぜえだらさず

《「論衡」是応から》世の中が静かに治まっていて、太平なさま。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「風枝を鳴らさず」の意味・読み・例文・類語

かぜ【風】 枝(えだ)を鳴(な)らさず

世の中が平和に治まっているさま。雨つちくれを破らず。風も鳴らさず。
宴曲宴曲集(1296頃)一「あはれ賢き御代なれば、風も枝を鳴らさず、千年の春ぞ閑(のど)けき」 〔論衡‐是応〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android