風蘭(読み)フウラン

デジタル大辞泉 「風蘭」の意味・読み・例文・類語

ふう‐らん【風×蘭】

ラン科の常緑多年草。暖地古木着生。葉は広線形で厚く、反っている。夏、花茎を出し、湾曲するきょをもつ白い花数個開く。観賞用に栽培もされる。富貴蘭ふうきらん 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「風蘭」の意味・読み・例文・類語

ふう‐らん【風蘭】

〘名〙 ラン科の常緑多年草。本州中部以西の暖地の樹上に着生する。高さ約一〇センチメートル。葉は長さ六~九センチメートルの線形で厚く基部は鞘(さや)状となって短い茎を包む。夏、下部葉腋から長さ三~一〇センチメートルの花柄を出し、白い不整斉花を三~五個つける。花には湾曲した長さ約四センチメートルの糸状の距がある。漢名、風蘭・弔蘭。《季・夏》
※俳諧・七百五十韵(1681)六「風蘭や橘の軒もふるかりき〈仙菴〉 狐の初音ゆく庭の秋〈常之〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「風蘭」の解説

風蘭 (フウラン)

学名Neofinetia falcata
植物。ラン科の多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android