飄風(読み)ヒョウフウ

デジタル大辞泉 「飄風」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ふう〔ヘウ‐〕【×飄風/×飆風】

急に激しく吹く風。つむじかぜ。はやて
「僕は唯―に遇ったように、烈しく強く引きずり廻されているんだ」〈有島宣言

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飄風」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ふうヘウ‥【飄風】

  1. 〘 名詞 〙 にわかに激しく吹く風。はやて。つむじ。旋風飆風
    1. [初出の実例]「欲和上骨上レ之、飄風忽起、吹颺灰骨、終不其処」(出典:続日本紀‐文武四年(700)三月己未)
    2. [その他の文献]〔老子‐二三章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「飄風」の読み・字形・画数・意味

【飄風】ひよう(へう)ふう

はやて。〔老子、二十三〕飄風はへず、驟雨は日をへず。~天地すらほ久しきこと能はず。而るを況(いは)んや人に於てをや。

字通「飄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android