飛ノ台貝塚(読み)とびのだいかいづか

日本歴史地名大系 「飛ノ台貝塚」の解説

飛ノ台貝塚
とびのだいかいづか

[現在地名]船橋市海神四丁目

東京湾に注ぐ海老えび川支流の谷奥の下総台地に位置する。縄文時代早期後葉の貝塚。谷に沿って約四〇〇メートルにわたり広がる。昭和七年(一九三二)杉原荘介発掘後、同一三年・同二五年と行われ、同四九年以降は断続的に発掘調査されている。炉穴(ファイアーピット)を始めて発見した遺跡として知られる。昭和五二年以降の発掘では、竪穴住居跡一五軒・炉穴三三六基・貝層四二ヵ所、親子とみられる合葬人骨などが発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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