飛去(読み)とびさる

精選版 日本国語大辞典 「飛去」の意味・読み・例文・類語

とび‐さ・る【飛去】

〘自ラ五(四)〙
① とんでその場を去る。とんで消失する。
今昔(1120頃か)一五「砂磑の峰より西方を指て飛去ぬ」
② 急に身をかわして退く。とびのく。
※虎明本狂言・忠喜(室町末‐近世初)「弟子七尺をとびさりて、師のかけをふまずと云事あれば」

ひ‐きょ【飛去】

〘名〙 とび去ること。
正法眼蔵(1231‐53)有時「時は飛去するとのみ解会すべからず」 〔孟浩然‐題融公蘭若詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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