飛回(読み)とびまわる

精選版 日本国語大辞典 「飛回」の意味・読み・例文・類語

とび‐まわ・る ‥まはる【飛回】

〘自ラ五(四)〙
① とびながらあちらこちら回る。自由にかけまわる。おどりまわる。はねまわる。
※杜詩続翠抄(1439頃)四「穿とは蝶之繁花之中を飛ひまわる可見」
② ある目的のために諸方をかけずりあるく。奔走する。
狂歌・狂歌乗合船(1730)「年はくれ掛はくれぬか掛とりはあしを空にぞとびまはる哉」
たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉三「不足の品を正太が買物役、汗に成りて飛(ト)び廻(マワ)るもをかしく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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