飛抜ける(読み)トビヌケル

デジタル大辞泉 「飛抜ける」の意味・読み・例文・類語

とび‐ぬ・ける【飛(び)抜ける】

[動カ下一]
能力などが他とかけはなれてすぐれている。すばぬける。「―・けて強い選手
飛んで通過する。「物体頭上を―・ける」
[類語](1ぬきんでるずば抜ける図抜ける抜け出る卓抜卓出卓越卓絶逸出素晴らしい素敵すてき見事みごと立派最高絶妙秀逸結構目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ上手巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い上出来上上物の見事結構尽くめ何より・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル目の覚めるよう目に染みる冴える水際立つ抜群群を抜く並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡出色傑出一日いちじつの長素人離れ玄人跣くろうとはだし超人的めぼしい目立つ引き立つ顕著著しい際立つ光る目を引く人目を引く人目につく目に立つひときわおも立つとりわけ値千金掛け替えのない

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精選版 日本国語大辞典 「飛抜ける」の意味・読み・例文・類語

とび‐ぬ・ける【飛抜】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]とびぬ・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 能力などが他とくらべて格段に秀でている。ずばぬける。ずぬける。
    1. [初出の実例]「余所の事には飛抜た思案出る」(出典:雑俳・折句大全(1803))
  3. とんで出る。とんで通り抜ける。
    1. [初出の実例]「脱兎とは、兎のひゃっと飛(トヒ)ぬくるを云ぞ」(出典四河入海(17C前)二二)

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