飛騨国絵図(読み)ひだのくにえず

日本歴史地名大系 「飛騨国絵図」の解説

飛騨国絵図
ひだのくにえず

八九×一〇七センチ(彩色)

成立 元禄八年

原本 高山市郷土館

解説 飛騨絵図として現存する最古のもの。飛騨国大野郡灘郷西一色村松泰寺と記載がある。元禄五年金森氏の移封後飛騨は幕府領となるが、その直後に作製された。高山市郷土館に元禄七年の国中御検地反歩帳があるが、この絵図と一連のものと考えられる。

写真版美濃・飛騨の古地図」。なお「岐阜県史」史料編近世一の付録として元禄頃の飛騨国絵図(中野家蔵)がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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