食切(読み)くいきり

精選版 日本国語大辞典 「食切」の意味・読み・例文・類語

くい‐きりくひ‥【食切】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 食いちぎること。歯でかみ切ること。また、食いつくすこと。
  3. 思い切ること。あきらめること。
    1. [初出の実例]「よく言ふ事を聞いてくれた、さう喰(ク)ひ切(キ)りの早いのが、悪党性根だ」(出典:歌舞伎処女評判善悪鏡白浪五人女)(1865)二幕)
  4. 釘抜きに似て、釘をはさむ部分が刃になっているもの。針金などをはさみ切ったり、袋物金具を取り付けるのに用いる道具

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android