飯淵新田村(読み)はぶちしんでんむら

日本歴史地名大系 「飯淵新田村」の解説

飯淵新田村
はぶちしんでんむら

[現在地名]大井川町飯淵

飯淵村の新田として形成された村で、同村内二十数ヵ所の飛地からなる。文禄二年検地高目録に飯淵新田とみえ、高三四一石余。正保郷帳では田方四二石余・畑方二石余、幕府領、ほかに宥雪庵領一石余・熊野権現領三石がある。元禄郷帳では高四五二石余、国立史料館本元禄郷帳でも幕府領。享保郷村高帳では幕府領田中藩預。旧高旧領取調帳では高一五二石余、幕府領、ほかに熊野社領三石・飯淵村意雲いうん庵領一石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android