飴棒(読み)あめんぼう

精選版 日本国語大辞典 「飴棒」の意味・読み・例文・類語

あめん‐ぼう【飴棒】

〘名〙
駄菓子一種。堅い飴を棒状に作ったもの。
歌舞伎御摂勧進帳(1773)六立「此奴(こいつ)あめん棒でも貰ふやうに、首をたやすく遣られるものか」
② 愚かな人。間抜け。
理髪店看板とする、赤白青の三色螺旋(らせん)状にいろどった棒。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九「状袋紅白のだんだらで、飴ん棒の看板の如くはなやかなる真中に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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