飽き満つ(読み)アキミツ

デジタル大辞泉 「飽き満つ」の意味・読み・例文・類語

あき‐み・つ【飽き満つ】

[動タ四]満ち足りる。満腹する。
「着るもの、食物に―・ちて」〈宇治拾遺・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飽き満つ」の意味・読み・例文・類語

あき‐み・つ【飽満】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 タ行四段活用 〙 十分に満足する。満腹する。
    1. [初出の実例]「この長櫃(ながびつ)のものは、みなひと、わらはまでにくれたれば、あきみちて、船子どもは腹鼓うちて」(出典土左日記(935頃)承平五年正月七日)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 タ行上二段活用 〙 ( 中世以降現われた形 ) [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「数のたからを持ち給ふ。あきみちて乏(とも)しきこともましまさず」(出典:御伽草子・鉢かづき(室町末))

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