飽せる(読み)あかせる

精選版 日本国語大辞典 「飽せる」の意味・読み・例文・類語

あか‐・せる【飽せる】

[1] 〘連語〙 あか・す 〘連語〙 (「せる」は使役助動詞) 飽きさせる。満足させる。飽きるほどに十分にさせる。
今昔(1120頃か)二六「『暑預粥(いもがゆ)に未(いまだ)不飽(あかず)』と被仰(おほせらる)れば、飽せ奉らむとて将(ゐて)奉たる也」
浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三「結構なべべ着せて、翫(もちあそび)にあかしゃうぞ」
[2] 〘自サ下一〙 あか・す 〘自サ下二〙 =あかす(飽)(二)
※浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)上「声のよいのをすぐられしも、金にあかせし吟味なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android