飽海村(読み)あくみむら

日本歴史地名大系 「飽海村」の解説

飽海村
あくみむら

[現在地名]豊橋市飽海町

東海道筋の元新もとしん町・今新いましん町の北の足軽屋敷のさらに北に続く。吉田よしだ城の真東に位置し、八名やな郡に通ずる街道の起点にあたり、とよ川の左岸に接する。承和二年(八三五)六月二九日の太政官符の「応浮橋布施屋并置渡船事」とあるなかに「参河国飽海矢作両河各四艘元各二艘、加各二艘(中略)右河等崖岸広遠、不橋、仍増件船」とある飽海川(豊川)の渡が付近一帯の地に比定されている(宝飯郡の→志賀須賀渡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android