精選版 日本国語大辞典 「飾・餝・錺・荘」の意味・読み・例文・類語
かざ・る【飾・餝・錺・荘】
〘他ラ五(四)〙
① いろいろな物を付けて美しく見えるようにする。立派にする。装飾する。荘厳(しょうごん)する。
② 実質に関係なく、外観、ことばなど、うわべをとりつくろう。言葉に技巧をこらしたり、凝った言いまわしをしたりする。
※書紀(720)雄略九年五月(前田本訓)「詐(カサリ)て韓子宿禰に告げて曰はく」
※源氏(1001‐14頃)行幸「心知らぬ人目をかざりて、猶世の常の作法にと聞え給ふ」
③ 勝手なことをする。ほしいままにする。〔観智院本名義抄(1241)〕
④ 設ける。構える。(商品などを)陳列する。
⑤ 物事に、はなやかさや立派さを添える。
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