養運寺(読み)よううんじ

日本歴史地名大系 「養運寺」の解説

養運寺
よううんじ

[現在地名]町田市本町田

浄土宗。山号鶏足山。本尊阿弥陀如来。宿しゆくにあり、鎌倉街道に面し、井出の沢いでのさわの低湿地の北方にあたる。天台宗寺院としての創建は文永年間(一二六四―七五)と伝える(風土記稿)境内に永仁七年(一二九九)四月銘・嘉元四年(一三〇六)六月銘の阿弥陀種子など計九基の板碑が伝存、うち元亨四年(一三二四)二月銘の板碑は観無量寿経真身観の偈が記される珍しいもので、浄土信仰が浸透していたことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android