餌差十王(読み)えさしじゅうおう

精選版 日本国語大辞典 「餌差十王」の意味・読み・例文・類語

えさしじゅうおう ゑさしジフワウ【餌差十王】

狂言鷺流。「大蔵虎明本」にも「餌差」の名で見える。鷹の餌の小鳥を獲る餌差の政頼が、六道の辻で、罪人地獄に落とそうと出て来た閻魔(えんま)大王に出会う。そこで、政頼は餌差しをして見せながらすきをねらって閻魔をとらえ、極楽への道案内をさせる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android