首帳(読み)クビチョウ

デジタル大辞泉 「首帳」の意味・読み・例文・類語

くび‐ちょう〔‐チヤウ〕【首帳】

合戦のときに討ち取った首と、これを取った者の名前を記した帳面首注文

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「首帳」の意味・読み・例文・類語

くび‐ちょう ‥チャウ【首帳】

〘名〙
戦場で討ち取った敵の首と、それを討ち取った人の名前とを記す帳簿。首注文。
※甲陽軍鑑(17C初)品二三「尾河の城を、板垣信形人数を以而攻くづし、上下二百余のくび帳にて、勝時を執おこなひ」
② 名前を書きつらねたものなどをしゃれていう。
浮世草子・元祿大平記(1702)五「先女郎の惣数は〈略〉二千にちかき首帳(クビチャウ)大夫はようよう四人

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