香炉木(読み)こうろぎ

精選版 日本国語大辞典 「香炉木」の意味・読み・例文・類語

こうろ‐ぎ カウロ‥【香炉木】

〘名〙 伽羅(きゃら)異称
御伽草子猿源氏草紙(室町末)「蒔絵(まきゑ)の盤に、こうろぎのさかづきをすゑて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の香炉木の言及

【伽羅】より

…サンスクリットのカーラーグルkālāguruまたはカーラーガルkālāgaruの語頭を音写した語。また,同じく香の一種であるタガラtagara(香炉木と訳される)を音写した多伽羅の語頭を省略したものであるとする説もある。黒沈香(香木)の意である。…

※「香炉木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android