馬には乗ってみよ、人には添うてみよ(読み)うまにはのってみよひとにはそうてみよ

精選版 日本国語大辞典 の解説

うま【馬】 には 乗(の)ってみよ、人(ひと)には添(そ)うてみよ

馬のよしあしは実際に乗ってみなくてはわからず、人柄のよしあしもいっしょに暮らしてみなければ本当のところはわからない。何事自分で直接確かめてみよ、の意。
※雲形本狂言・縄綯(室町末‐近世初)「惣(そうじ)て先(まづ)(ヒト)にはそふて見よ、馬(ウマ)には乗(ノッ)てみよとやら申ますが」

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ことわざを知る辞典 の解説

馬には乗ってみよ、人には添うてみよ

馬のよしあしは実際に乗ってみなくてはわからない。また、人柄のよしあしも一緒に暮らしたり仕事をしてみなければ、本当のところはわからない。

[使用例] 「どうでしょうな。先生は、杉原君と奈緒実の結婚はうまくいくとは思いますかね」「さあ、馬には乗ってみよ、人には添ってみよと言いますからね。予言はできませんよ」[三浦綾子*ひつじが丘|1966]

[解説] 世間評価に惑わされず何事も自分で確かめよ、ということですが、多くは、人間関係相性を問題にするときに使われます。「添う」から夫婦の関係が連想されるが、仕事の上司などについてもいいます。

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