馬鹿は死ななきゃ治らない(読み)ばかはしななきゃなおらない

ことわざを知る辞典 の解説

馬鹿は死ななきゃ治らない

愚かな者はどうにもしかたがない。いろいろ手は尽くしてみたものの、あきれるしかない。

[使用例] 馬鹿は死ななきゃ治らないと言うけれどほかのことでは賢い父とこちらの小父さんが二人で向かい合うと馬鹿の中でも一番の馬鹿になる[三好十郎水仙木魚|1968]

[解説] 二代広沢虎造の浪曲「清水次郎長外伝・石松三十石船」によって、広く知られるようになりました。ラジオ放送影響もあって、昭和一二年(1937)には流行語になったといいます。ただし、同様の発想表現は江戸後期から確認できます。

[類句] 馬鹿に付ける薬は無い

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

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