馴講舞・馴子舞(読み)なれこまい

精選版 日本国語大辞典 「馴講舞・馴子舞」の意味・読み・例文・類語

なれこ‐まい ‥まひ【馴講舞・馴子舞】

〘名〙
特定の舞ではなく、親しみ合うため、寄り集まって行なう舞。また、その宴。
義経記(室町中か)五「芸に従ひて思ひ思ひのなれこまひする中にも面白かりし事は」
新参者をなぶるために強要してさせる歌や舞。
浮世草子好色一代男(1682)四「又なれこ舞(マイ)、何にても芸をせよといじる」
旅人社寺の前を通るとき、その手向(たむけ)にまう舞。
※長門本平家(13C前)四「道のれいぎおこたらず、なれこまひなど、かたの如くかなでてぞ通りける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android