駆巡る(読み)カケメグル

デジタル大辞泉 「駆巡る」の意味・読み・例文・類語

かけ‐めぐ・る【駆(け)巡る/×駈け回る】

[動ラ五(四)]あちこちをかけまわる。「野原を―・る」
「旅に病んで夢は枯野を―・る」〈笈日記
[類語]駆け回る飛び回る駆けずり回る飛び歩く立ち回る走り回る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「駆巡る」の意味・読み・例文・類語

かけ‐めぐ・る【駆廻・駆巡・翔廻】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. [ 一 ] ( 駆 ) 走りまわる。かけまわる。あちらこちらとめぐる。
    1. [初出の実例]「河原をあなたこなたへかけめぐる」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)
    2. 「武士らかけ廻(メグ)りて、ちかきとなりを召あつむ」(出典:読本・雨月物語(1776)蛇性の婬)
  3. [ 二 ] ( 翔 ) 鳥などが空高く飛びまわる。
    1. [初出の実例]「スノ ウエニ caqemeguri(カケメグリ) コエヲ アゲ、ハヲ モッテ ウツヤウナル フリニテ テキヲ フセガント スル」(出典:信心録(ヒイデスの導師)(1592)一)

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