寄生虫を直接死滅させたり、寄生虫に、まひ、けいれん、呼吸停止をおこさせたりする作用をもつ薬です。
アルベンダゾール製剤は、包虫症、ジエチルカルバマジンクエン酸塩は、フィラリア症の治療剤です。
ピランテルパモ酸塩製剤は、
プラジカンテル製剤は、
イベルメクチン製剤は、
ピランテルパモ酸塩製剤、メベンダゾール製剤は、服用後に下剤を使う必要はありません。
①薬によっては過敏症状(
メベンダゾール製剤では、ショック、アナフィラキシー、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮
また、薬によって肝障害、物が黄色く見える、低血圧、血尿、黄疸、
②吐き気・
ピランテルパモ酸塩製剤では、冷汗・多汗、かゆみ、じんましんなど、メベンダゾール製剤では、好中球減少、脱毛症、けいれん、肝機能異常が現れることがあります。このような症状が現れたときは、医師に相談してください。
①薬によって服用時間が違います。1日の服用回数と服用時間・1回の服用量については医師の指示を守り、かってに中止、増量・減量しないでください。
薬によって、服用方法が違います。
アルベンダゾール製剤は、食事とともに服用します。イベルメクチン製剤は、水だけで服用します。
ピランテルパモ酸塩製剤は、食事と関係なく服用できます。
医師・薬剤師の注意をよく聞いて、使用してください。
②問診の際にあらかじめ、持病・アレルギーなどの体質・現在使用中の薬の有無を医師に報告するとともに、使用前に薬の効果と副作用について医師・薬剤師からよく説明を聞き、注意事項をきちんと守ってください。
とくに肝臓障害、けいれん、
また、栄養障害があったり、心臓病、貧血といった病気がある人は、あらかじめ医師に報告して、使用量を減らすなどの対策を講じてもらってください。
③薬を使用中は再感染することがあるので、ねまきや寝具はよく洗ってください。
④駆虫剤の服用後にひまし油を使うと、駆虫剤の毒性が強くなります。ひまし油以外の下剤を使用するようにしてください。
⑤プラジカンテル製剤を使用中は、めまいをおこすことがあるので、自動車の運転などの危険を伴う作業は注意してください。また、脂肪の多い食事やアルコール飲料の
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報
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