駒迎(読み)こまむかえ

精選版 日本国語大辞典 「駒迎」の意味・読み・例文・類語

こま‐むかえ ‥むかへ【駒迎】

〘名〙 平安時代以降、駒牽(こまひき)の時、諸国から貢進される馬を馬寮(めりょう)使いが、近江滋賀県)の逢坂の関まで迎えに出たこと。毎年八月中旬に行なわれた。こまむかい。近世には駒牽全体を指す語として用いられた。《季・秋》
貫之集(945頃)一「八月駒迎 逢坂のせきのしみづにかげ見えて今やひくらむ望月の駒」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android