駿河竹千筋細工(読み)するがたけせんすじざいく

事典 日本の地域ブランド・名産品 「駿河竹千筋細工」の解説

駿河竹千筋細工[竹工]
するがたけせんすじざいく

東海地方静岡県の地域ブランド。
静岡市などで製作されている。江戸時代後期の1840(天保11)年、岡崎藩士・菅沼一我が、清水猪兵衛に細工技法を伝えたことから広まった。菓子器虫籠がつくられ、東海道を行き交う旅人に販売された。一般的な平ひごを編む技法と異なり、丸籤を組んでつくる技法で繊細な美しさがある。1976(昭和51)年12月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品指定

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「駿河竹千筋細工」の解説

駿河竹千筋細工

静岡県静岡市を中心に生産される伝統的な竹工芸品。ニガタケ、モウソウチクなどを加工した細くしなやかな竹ひごを編んでつくる花器、盛器、虫かごなど。江戸時代初期に武士内職として始められたもので、国の伝統的工芸品に指定されている。

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