騙討(読み)だましうち

精選版 日本国語大辞典 「騙討」の意味・読み・例文・類語

だまし‐うち【騙討】

〘名〙 人をだましておいて不意に討ち取ること。油断させておいて討つこと。また、だましてひどいしうちをすること。
浮世草子武道伝来記(1687)四「誠は、茂右衛門殿を旦那だまし打(ウチ)にして、世には手柄ふれける」
草枕(1906)〈夏目漱石〉六「眠りながら冥府に連れて行かれるのは、死ぬ覚悟をせぬうちに、だまし打ちに惜しき一命を果すと同様である」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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