驀然(読み)バクゼン

デジタル大辞泉 「驀然」の意味・読み・例文・類語

ばく‐ぜん【×驀然】

[ト・タル][文][形動タリ]まっしぐらに進むさま。急に起こるさま。
「黒風一陣雨を巻て―としてそらより下し」〈露伴日蓮上人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「驀然」の意味・読み・例文・類語

ばく‐ぜん【驀然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 急速なさま。にわかに起こるさま。また、まっしぐらに進むさま。驀地。まくねん。
    1. [初出の実例]「薄暮飛揚覔小流、驀然数点吟眸」(出典:鳳啼集(1654頃)蛍)
    2. 「黒風一陣雨を巻て驀然(バクゼン)として天より下し来」(出典:日蓮上人(1894)〈幸田露伴〉)
    3. [その他の文献]〔剪燈余話‐賈雲華還魂記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android