驕児(読み)キョウジ

デジタル大辞泉 「驕児」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じ〔ケウ‐〕【×驕児】

わがままな子供。だだっこ。
おごりたかぶった、わがままな人。
一代の―を気取っても」〈佐藤春夫晶子曼陀羅
[類語]駄駄っ子きかん坊

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「驕児」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じ ケウ‥【驕児】

〘名〙
① わがままな子ども。だだっこ。
即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉をかしき楽劇「姫の姿は驕児の恣ままに戯れ狂ふ如く」 〔李商隠‐驕児詩〕
② おごりたかぶった者。
※東海一漚集(1375頃)一・和祖東伝「長安驕児輩。酡顔徒自誇」

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普及版 字通 「驕児」の読み・字形・画数・意味

【驕児】きよう(けう)じ

愛くるしい子。唐・李商隠〔驕児の詩〕師(こんし)は我が驕兒 美秀は乃ち匹(たぐひ)無し

字通「驕」の項目を見る

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