骨を砕く(読み)ほねをくだく

精選版 日本国語大辞典 「骨を砕く」の意味・読み・例文・類語

ほね【骨】 を 砕(くだ)

  1. 骨をこまかく砕く。もののけの祟(たた)りを避けて山野に散らすために、火葬にした骨を砕く。
    1. [初出の実例]「人歿精魂皈天、而空存冢墓、鬼物憑焉、終乃為祟、長貽後累、今冝骨為粉散之山中」(出典:続日本後紀‐承和七年(840)五月辛巳)
  2. 懸命に働く。粉骨砕身努力をする。身を粉(こ)にする。骨を粉にする。骨身を砕く。
    1. [初出の実例]「当道の事を随分にけふまでもほねをくだきて朝邁を散じまいらせ候ぬ」(出典:文机談(1283頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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