デジタル大辞泉 「骨張」の意味・読み・例文・類語 こっ‐ちょう〔‐チヤウ〕【骨張/骨頂】 《「骨張ほねばる」の音読で、「頂」は当て字という》1 程度がこれ以上ないこと。最高の段階。初め善悪いずれにも用いたが、現代は好ましくないことについていうのが普通。「愚の―」「やぼの―」「仏門においては、祝ひの―なるべけれ」〈おらが春〉2 意地を張ること。強く主張すること。「その余党等、以ての外に―し、数通の起請文を書きて」〈折たく柴の記・中〉3 強く言いたてる人。中心人物。張本人。「智積、覚明、仏光等の―の輩六人」〈盛衰記・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「骨張」の意味・読み・例文・類語 ほね‐ば・る【骨張】 〘自ラ五(四)〙① 骨が多く出てごつごつしている。※虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一七「骨張(ホネバ)った甲野さんの肩を」② 意地を張る。強く主張する。骨張(こっちょう)する。※無名抄(1211頃)「身をたてんとほねはるべきなり」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報