高名帳(読み)コウミョウチョウ

デジタル大辞泉 「高名帳」の意味・読み・例文・類語

こうみょう‐ちょう〔カウミヤウチヤウ〕【高名帳】

合戦手柄を立てた者の名を書き留めた帳簿

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精選版 日本国語大辞典 「高名帳」の意味・読み・例文・類語

こうみょう‐ちょうカウミャウチャウ【高名帳】

  1. 〘 名詞 〙 合戦などで、てがらをたてた者の名を書きしるす帳面
    1. [初出の実例]「被官の取たる頸などを、高名帳(カウミャウチャウ)にのせ」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品一一)

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世界大百科事典(旧版)内の高名帳の言及

【高名】より

…功名ともいう。これを記録した帳簿を高名帳といった。一般に,敵の首級とともに,その所持品,冑,刀などの武具を戦利の証拠として奪うことを分捕(ぶんどり)高名といった。…

※「高名帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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