高家がまし(読み)コウケガマシ

デジタル大辞泉 「高家がまし」の意味・読み・例文・類語

こうけ‐がま・し〔カウケ‐〕【高家がまし/豪家がまし】

[形シク]《「ごうけがまし」とも》権勢をかさに着るさま。権柄ずくである。
「かこちかかりて―・しく申して、むつかしく侍るなり」〈山家集・下・詞書

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精選版 日本国語大辞典 「高家がまし」の意味・読み・例文・類語

こうけ‐がま&GIE599;しカウケ‥【高家がまし・豪家がまし】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「がまし」は接尾語 ) かさにかかって、横柄なさま。権柄(けんぺい)ずくである。
    1. [初出の実例]「通る舟のその縄に当りぬるをば、かこち掛りてかうけがましく申してむつかしく侍なり」(出典:山家集(12C後)下)

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