高密度核物質(読み)こうみつどかくぶっしつ(英語表記)high density nuclear matter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高密度核物質」の意味・わかりやすい解説

高密度核物質
こうみつどかくぶっしつ
high density nuclear matter

原子核をつくっている物質核物質と呼び,その標準密度 ( 3×1014g/cm3 程度) より密度の高い物質をいう。核物質を直接扱うことはできないから,通常の原子核の性質によって類推すると,核物質からなるパルサー中性子星が存在すると考えられており,現在のところ,おもに天体物理学において理論的に考察される対象にとどまり,そのふるまいが実験的に直接検証されているものではない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android