高屋(読み)コウオク

デジタル大辞泉 「高屋」の意味・読み・例文・類語

こう‐おく〔カウヲク〕【高屋】

高く構えた家。また、他人を敬って、その家をいう語。

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精選版 日本国語大辞典 「高屋」の意味・読み・例文・類語

こう‐おく カウヲク【高屋】

〘名〙
① 高く構えた家。高い家。
吾妻鏡‐文治五年(1189)九月一七日「亦建数十宇高屋
山鹿語類(1665)二一「これを推して大廈高屋のかまへ宮殿楼閣に至ると云へども」 〔史記‐高祖紀〕
② 他人を敬って、その家をいう語。高堂

たか‐や【高屋】

〘名〙 高く造った建物たかどの。高楼
書紀(720)欽明七年七月(寛文版訓)「楼(タカヤ)に登て騁望(みや)る」

たかき【高】 屋(や)

高い建物。高殿。高楼。また、山門など高い所にある建物をいう。
※枕(10C終)一六一「階(はし)より たかき屋にのぼりたるを」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高屋」の意味・わかりやすい解説

高屋
たかや

広島県南部,東広島市東部にある地区。旧町名。 1974年近隣3町と合体して東広島市となる。沼田川の上流域にあり,白市 (しらいち) は古くからの市場町。西高屋には自動車企業の集団住宅や高屋ニュータウンなどがある。 JR山陽本線が通り西高屋駅がある。

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普及版 字通 「高屋」の読み・字形・画数・意味

【高屋】こうおく

高い家。

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世界大百科事典(旧版)内の高屋の言及

【河内国】より

… 南北朝期の守護所は古市(現,羽曳野市)にあったが(《台覧記幷諸堂仏体数量記》),畠山氏入国当初の守護所は未詳で,のちの1460年(寛正1)に畠山政長の守護所が若江にあったことから推定すれば,若江守護所(現,東大阪市)は南北朝末期にさかのぼるとも考えられる。若江は77年(文明9)まで政長の守護所であったが,同年河内を占拠した西軍の畠山義就は政長を国外へ逃亡させ,新たに高屋城の築造に着手,翌々年に守護所を若江から高屋に移した。1538年(天文7)に畠山在氏が北半国守護として飯盛城(現,四条畷市)に入るまで,高屋は河内の中心地であった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」