高山(村)(群馬県)(読み)たかやま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「高山(村)(群馬県)」の意味・わかりやすい解説

高山(村)(群馬県)
たかやま

群馬県北部、吾妻郡(あがつまぐん)にある村。子持(こもち)(1296メートル)・小野子(おのこ)両火山の北斜面を含む山村で、斜面には広大な「たかやま高原牧場」があり、4月下旬より11月中旬まで牛、馬の委託放牧を行っている。水田のほか、コンニャクイモトウモロコシシイタケなどが生産される。中心集落の中山(なかやま)は旧三国(みくに)街道宿場だった所で、国道145号が通じ、1981年(昭和56)末上越(じょうえつ)新幹線の中山トンネルが地下を貫通した。一人使いの浄瑠璃(じょうるり)人形の尻高人形(しったかにんぎょう)は国の選択無形民俗文化財。1999年(平成11)県立ぐんま天文台が完成した。面積64.18平方キロメートル、人口3511(2020)。

[村木定雄]

『『高山村誌』(1972・高山村)』『『高山村百年のあゆみ』(1989・高山村)』


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android