高志内屯田兵村(読み)こうしないとんでんへいそん

日本歴史地名大系 「高志内屯田兵村」の解説

高志内屯田兵村
こうしないとんでんへいそん

明治二四年(一八九一)から同二七年にかけて、沼貝ぬまかい村字カーウシュナイ(現光珠内町)に入植した砲兵隊兵村。四年間で毎年三〇戸ずつ、計一二〇戸の屯田兵と家族が入植した。山砲が中心の中隊編成で、砲六門と大砲を引かせる馬がおおむね四戸に一頭の割合で配備され、二坪の厩が併設された(美唄市百年史・拓魂百代)地形の関係などから、給与地を分筆して給された隊員もいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報