高志神社(読み)たかじじんじや

日本歴史地名大系 「高志神社」の解説

高志神社
たかじじんじや

[現在地名]千代田町大字下板字高志

田手たで川の西方、高志集落の北にある。祭神は素盞嗚尊・稲田姫命・日本武尊。旧郷社。創建は不詳だが景行天皇一二年この地に鎮祭と伝える。

高志神社はもとコシノ宮と称したという。出雲国高志ごし郷の高志社より分霊してこの地を高志の里こしのさとといい、いつ頃からか「たかじ」と読んで村名にしたとされる(神埼郡郷土誌)

寛元二年(一二四四)三月二六日付の遠真より本告執行あての大宮司職任命書状(櫛田神社文書)に社名がみえる。また正嘉元年(一二五七)一一月二六日付で本告季盛が高志・櫛田くしだ両社の官長職に任ぜられている(高志神社文書)。さらに永仁六年(一二九八)七月一四日の官宣旨(東妙寺文書)に、

<資料は省略されています>

とあり、蒙古来襲に備えて三所大明神(→櫛田宮を奉崇した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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