高昌故城(読み)こうしょうこじょう

世界の観光地名がわかる事典 「高昌故城」の解説

こうしょうこじょう【高昌故城】

中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区トルファン(吐魯番)市街から東に約45km、火焔山(かえんざん)南麓にある、かつての高昌国の王城の遺跡。高昌国は5世紀に、蘭州出身の漢人の麴氏一族によって建国され、640年に唐の太宗によって滅ぼされるまで、約140年間存続した国である。その後、9世紀末に唐の勢力が撤退すると、西ウイグルの高昌大王府が置かれたが、13世紀にモンゴルの遠征軍の攻撃に遭い、廃墟となった。◇高昌故城は東西1.6km、南北1.5kmの城塞都市で、日干しレンガにより建物が造られている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android