高橋音門筆記(読み)たかはしおとどひつき

日本歴史地名大系 「高橋音門筆記」の解説

高橋音門筆記
たかはしおとどひつき

高橋音門著

成立 宝暦四年か

解説 宝暦四年に久留米藩全域で発生した百姓一揆(宝暦一揆)の際、郡奉行高橋音門が三月から四月までの百姓との対応を日記風に記録した書。経緯などを記す。「吉田喜太夫筆記」「吉田秀文抄写本」「戸田信抄写本」とともに有馬家史編輯所本「宝暦国民嗷訴記」一巻に含まれている。

活字本 「列侯深秘録」「旧久留米藩百姓一揆ニ関スル調査」「久留米藩農政・農民史料集」

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android