高白斎記(読み)こうはくさいき

日本歴史地名大系 「高白斎記」の解説

高白斎記
こうはくさいき

一冊 駒井政武著

別称 甲陽日記

解説 延享二年に柴田仲助が書写した辻乙三郎本の奥書によれば、天文二二年に栗原左兵衛が記したことになっているが、原本武田氏の重臣駒井高白斎政武の書で、のちに仲助が先祖の栗原氏の事績を竄入したものとされる。明応七年から天文二二年まで五五年間の記事があり、武田信虎・晴信の動向を知ることができる。辻本は昭和二〇年の戦災で焼失し、現在は刊本でしか内容を確認できない。

活字本 「箋註高白斎記」・甲斐志料集成四・武田史料集

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android