高知[市](読み)こうち

百科事典マイペディア 「高知[市]」の意味・わかりやすい解説

高知[市]【こうち】

高知県中部,土佐湾に面する市。1889年市制。県庁所在地。高知平野と浦戸湾を含み,中心市街は鏡川の三角州に発達,土讃線,土佐電鉄線,高知自動車道が通じる。1603年山内一豊が河中山(こうちやま)城を築いて後,土佐藩城下町として発展。高知城跡(高知公園)周辺は官庁・学校地区,播磨屋(はりまや)橋一帯は金融・商店街を形成する。浦戸湾岸を中心に機械,鉄鋼セメント,食品などの工業が立地。和紙かつお節,サンゴ細工を特産。市街地周辺では野菜の促成栽培が盛ん。追手(おうて)筋の日曜日市や8月のよさこい祭りは有名。桂浜,五台山,高知城跡(史跡),ミカドアゲハ生息地(特別天然記念物),高知大学がある。2005年1月土佐郡鏡村,土佐山村編入。2008年1月吾川郡春野町を編入。308.99km2。34万3393人(2010)。
→関連項目高知[県]高知大学

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