高花(読み)タカハナ

デジタル大辞泉 「高花」の意味・読み・例文・類語

たか‐はな【高花】

天道花てんとうばな

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精選版 日本国語大辞典 「高花」の意味・読み・例文・類語

たか‐はな【高花】

  1. 〘 名詞 〙 四月八日節日に、竹竿の先に結んで高くかかげる花。ベニツツジ、シャクナゲなどを束にしてつける。兵庫県南部地方でいう語。

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世界大百科事典(旧版)内の高花の言及

【卯月八日】より

…近畿以東の霊山にある神社では,この日を祭日とする所がかなりある。西日本では〈高花〉〈天道花(てんとうばな)〉〈夏花(げばな)〉などと称して,竹ざおの先にシャクナゲ,ツツジ,シキミ,ウノハナなどを束ね,庭先や木の枝に高く掲げる習俗が卓越している。兵庫県氷上郡では〈花折り始め〉といって,死者があった家では他家に嫁いだ子女が墓参りをする日となっている。…

【山遊び】より

…このように3月3日の場合には雛祭と結合し,すでに女性や子どもの行事となっている所が多い。4月8日(卯月八日)の場合には,単に霊山に登るとだけしている所もあるが,山からウツギ,ツツジ,シャクナゲなどを摘んできて庭先に立てる風が近畿地方には多くあり,高花,天道花などといわれている。灌仏会と結合している点も多いが,元来は農事開始に先だって,山から祖霊なり田の神なりを迎えてきて祭ることを目的としたものだと解釈されている。…

※「高花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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