鬼に瘤を取らる(読み)おににこぶをとらる

精選版 日本国語大辞典 「鬼に瘤を取らる」の意味・読み・例文・類語

おに【鬼】 に 瘤(こぶ)を取(と)らる

(鬼にじゃまなこぶを取られたという「こぶ取話」の昔話による) 損害を受けたようで、かえってそれが利益になることのたとえ。おにに瘤(こぶ)
咄本醒睡笑(1628)一「『鬼に瘤(コブ)をとられた』といふ事なんぞ。〈略〉(天狗どもが禅門の)こぶを取りてぞ行きける。禅門宝をまうけたる心地し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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