鮎鮨(読み)アユズシ

デジタル大辞泉 「鮎鮨」の意味・読み・例文・類語

あゆ‐ずし【××鮨】

開いて酢でしめた鮎をすし飯の上にのせた姿ずし。また、鮎の腹を裂いて塩をし、酢につけて飯を詰め、押しをかけたすし。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「鮎鮨」の意味・読み・例文・類語

あゆ‐ずし【鮎鮨】

  1. 〘 名詞 〙 塩、酢に漬けた鮎の腹に、飯を詰めて作った鮨。江戸時代に最も知られたのは、尾張藩のもので、自領長良川の鵜飼(うかい)で獲れた良型の鮎を材料とした。幕府禁裏では、これを第一級の献上品として受けた。あゆのすもじ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「追付素麺十把鮎すし一桶被越候」(出典:鈴鹿家記‐応永六年(1399)六月六日)

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