鮑結(読み)あわびむすび

精選版 日本国語大辞典 「鮑結」の意味・読み・例文・類語

あわび‐むすび あはび‥【鮑結】

〘名〙
女房装束に用いる檜扇(ひおうぎ)の飾り糸の結び方で、アワビに似ているところからいう。中央に一つ、左右に二つのわなを並べた紐の結び方。あうび結び。淡路結び。葵(あおい)結び。蜷(にな)結び。淡路
河海抄(1362頃)八「あしゆひのくみは色々の糸にてまはりにあはびむすびを結て」
② 髪の結い方の一つ。寡婦(かふ)の結う髪。淡路結び。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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