鯱張り反る(読み)シャチバリカエル

デジタル大辞泉 「鯱張り反る」の意味・読み・例文・類語

しゃちばり‐かえ・る〔‐かへる〕【×鯱張り反る】

[動ラ四]鯱張しゃちほこば」に同じ。
「血まぶれの剣ひっさげ、―・って帰りけり」〈浄・今国性爺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鯱張り反る」の意味・読み・例文・類語

しゃちばり‐かえ・る‥かへる【鯱張反】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. いかめしく構えて見せる。いばってそりかえる。しゃちこばる。
    1. [初出の実例]「血まぶれの剣ひっさげ、しゃちばり返って帰りけり」(出典:浄瑠璃・唐船噺今国性爺(1722)中)
  3. 緊張してかたくなる。からだをこわばらせる。しゃちこばる。
    1. [初出の実例]「こいつごねたか、しゃちばりかへって木ほぜの様な小世伜(こせがれ)と」(出典浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android