鰭条(読み)キジョウ

デジタル大辞泉 「鰭条」の意味・読み・例文・類語

き‐じょう〔‐デウ〕【×鰭条】

魚類ひれを支える線状組織担鰭骨たんきこつから、ひれの外縁に向かって、平行または放射状に出ているもの。ひれすじ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鰭条」の意味・読み・例文・類語

き‐じょう ‥デウ【鰭条】

〘名〙 魚類の鰭(ひれ)を構成する膜状部を支える細長い骨。基部担鰭骨に支えられ、鰭の外縁に向かってのびる。棘と軟条の二種がある。

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世界大百科事典(旧版)内の鰭条の言及

【ひれ(鰭)】より

…ひれの構造は軟骨魚類と硬骨魚類とではやや異なる。軟骨魚類ではひれの表面は皮膚に覆われ,内部には角質の細長い鰭条fin ray(ひれすじともいう)が並び,基部は軟骨によって支えられる。硬骨魚類ではひれは細長い鰭条とこれらをつなぐ鰭膜とからなり,基部は担鰭骨によって支えられる。…

※「鰭条」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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