鱈汁(読み)たらじる

精選版 日本国語大辞典 「鱈汁」の意味・読み・例文・類語

たら‐じる【鱈汁】

  1. 〘 名詞 〙 昆布だしで鱈の切り身を煮たすまし仕立ての汁。また、ぶつ切りにした鱈に野菜豆腐などを加え、味噌醤油で調味した実だくさんの汁もいう。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「今朝たら汁用意」(出典:言継卿記‐天文元年(1532)二月二二日)

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日本の郷土料理がわかる辞典 「鱈汁」の解説

たらじる【鱈汁】


北陸地方郷土料理で、たらのあらや身をぶつ切りにしてごぼうのささがきとともにだし汁で煮て、みそで調味し、ねぎの小口切りなどを散らした汁物。特に富山県朝日町のものが有名。しょうゆ、あるいは酒かすを用いる地域もある。

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