鱪漬(読み)しいらづけ

精選版 日本国語大辞典 「鱪漬」の意味・読み・例文・類語

しいら‐づけ【鱪漬】

〘名〙 海底に沈めて固定した石俵につないだ、長さ三メートルほどの竹数十本を束ねて海面に浮かせ、この竹束の陰に集まってくるシイラを網や釣りなどの方法で捕える漁法漂流物の陰に群がってくるシイラの習性を利用したもので、江戸時代、寛文年間(一六六一‐七三)に長崎県五島で始められ、以後、日本海側各地で行なわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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